マイナポータルで、子どものパスポートの代理人申請ができない問題の続編です。
これまでの概要
正確にいうと今回マイナポータルでのパスポート申請はできなかったのですが、当初の申請手順がわからないという問題は解決しました。
→その後最終的にマイナポータルでの申請が完了しました。
前回はこちら
概要はこんな感じ
- 娘のパスポートの更新をマイナポータルの代理人手続きで申請開始。
- 代理人ページでパスポートの項目がない。
- マニュアルを確認するもこちらの疑問に答えてくれる項目がない。
- オンラインで問い合わせする。
問い合わせの回答がない
マイナポータルでオンラインの問い合わせをすると「受付から3開庁日までに回答」となっています。
あくまで目標なので、問い合わせが多ければ遅くてもしょうがないのかなと思いますが、1週間たっても回答がありません。
電話で問い合わせをしてみる
マイナポータルに関する問い合わせは、電話でも可能です。
マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)
https://www.digital.go.jp/policies/posts/mynumber_contact
受付時間
・平日 9時30分から20時00分まで
・土日祝 9時30分から17時30分まで(年末年始を除く)
マイナポータルに関する質問は、音声メニューの「4」「3」の順で進みます。
日曜日の午後に電話しましたが、待ち時間なしですぐにつながりました。
問題のおさらい
パスポートの代理人申請を行う場合、次のような流れになります。
- 代理人の設定をする。
- 「代理人として利用」で代理人サービス開始。
- 「代理人利用中」が表示のままパスポートの申請を行う。
なのに代理人サービス開始した後に「パスポート申請が表示されない」。
パスポートがメニューにない原因
非常に簡単なことでした。
代理人の権限で行える設定の中に、パスポートが含まれていない。
代理人の設定をするときに、次の二つのことを選択します。
- 誰に委任するか
- 何を委任するか←こちらが間違っていました。
「誰に委任するか」の方はマイナンバーカードを2枚使用して進めるので、間違えることはないと思います。
設定の途中で、いくつもの項目を「委任する」「委任しない」で選択します。
具体的には規定値が「委任しない」になっているので、必要なところだけ「委任する」に変更します。
多分税関係の手続きの際に代理人の設定をしたので、パスポートのところは「委任しない」になっていました。
代理人利用を開始して代理人メニューに必要な項目がない場合、代理人一覧から必要なサービスを「委任する」に変更します。
うーん、これって「よくある質問」にあってもよさそうな内容だなと思いましたが、、、
設定変更の手順
子どものマイナンバーカードで、マイナポータルにログインします。
「代理人の登録・管理」をタップします。
「新たに代理人を指定する」をタップします。
(新たにではなく、既に指定した代理人の設定変更なのに?)
「代理人一覧を確認する」をタップします。
登録された「代理人」の「詳細を表示」をタップします。
この代理人に委任された内容が、表示されます。
「編集」をタップします。
パスポートの項目の「委任する」をタップし、「確認」をタップします。
変更された内容を確認し、「完了」をタップします。
設定が完了したという表示になります。
設定変更後の確認
今度は親のマイナンバーカードで、マイナポータルにログインします。
「代理人として利用」をタップします。
「サービス開始」をタップします。
「代理人利用中」が表示されていることを確認します。
パスポート申請のメニューがあることが確認できます。
実際にパスポートの代理人申請をしてみる
結論として、うちの場合はマイナポータルでの代理申請ができませんでしたが、途中までの操作はできましたので、申請手順をまとめておくことにします。
マイナポータルでのパスポートの申請は、大きく分けて次の3つの項目がありました。
- 写真の登録
- 署名の登録
- 現行パスポートの読み込み
写真の登録
アプリで写真撮影か、既にある写真のアップロードを選べます。
アップロードする写真は、途中でガイドが出てきて位置やサイズの変更ができると思っていました。
実際はアップロードした写真が問題ないか確認があり「エラー」と表示されるだけ。
「修正」ボタンがありましたが、修正は写真のアップロードをやり直しができるだけで、写真の修正はできません。
解像度や写真内の顔のサイズなど「エラー」の表示はよくされるようで、何度取り直してもエラーは消えませんでした。
エラー表示があっても「次へ」をタップして申請を進めることができます。
調べると、「エラー表示のまま進めると、写真の再提出を求められる場合があります」ということでした。
写真をアップロードする場合は、事前にアプリなどを使ってパスポート用のサイズの写真の用意が必要なようです。
撮影時にガイドラインが表示されるので、アプリを使って申請時に撮影したほうが簡単そうです。
署名の登録
署名した紙の写真撮影か、署名の写真のアップロードができます。
署名した紙の写真を試みましたが、白い紙に書いても撮影すると背景がグレーになって、これで大丈夫なのかな?という印象でした。
現行パスポートの読み込み
ここで引っかかって、マイナポータルでのパスポート申請をあきらめました。
有効なパスポートの写真ページをアプリで読み込みます。
自動的に次の項目が取得されます。
- 氏名
- 旅券番号
- 有効期間満了日
この中の「氏名」が問題でした。
パスポート通りの氏名が取得されないため
「マイナポータルではシステム上申請不可です。窓口での申請をしてください」
ということになりました。
この先は申請手続きを進めることはできませんでしたが、あとはほぼほぼ画面で内容を確認して申請を完了するだけのようです。
マイナポータル申請が使えない特殊な事情
ものすごくイレギュラーな問題でした。
うちの子どもはハーフです。
うちの子のパスポートは、名前のスペルの途中にスペースがあります。
ミドルネームではないです。
例えるなら「スミス」という苗字、「マイク太郎」という名前で、
氏 Smith 名 Miketaro
となっているべきが
氏 Smith 名 Mike Taro
となってしまっています。
ミドルネームではないのですが、タイの日本大使館でパスポートの新規作成をした際に名前の途中にスペースが入った状態で作られました。
5歳の初めての更新の際に気づいたのですが、旅券センターで相談しても
「一度パスポートが作成されたので、変更は一生できない」ということでした。
名前が長すぎるため、数々の申請、特にオンラインでの申請ができないことが多いです。
都度、問い合わせて特別に別対応してもらうことも少なくありません。
ここら辺は、ハーフあるあるの一つかもしれません。
システムが改善されると良いのですが、とてもニッチな問題なので難しいでしょうね。
その後
マイナポータルのサポートでは、「マイナポータルでの申請はできない」と言われたのですが、諦めきれずに、、
その結果、結局申請できました!
続きはその3の解決編で。