中学校ほぼ不登校の娘の進路、希望校が決まりました。
高等専修学校を受けることになりました。
そもそも高校に行くのか?
全日制の高校(一般の高校)、普通科よりもイラストの授業が多い商業科も、中3はじめに通学できるようになった頃には考えました。
やはり6月ごろから学校に行けなくなり、結局不登校に逆戻りです。
進学も、本人が行く気がないなら行かないでも良いと思っていました。
当たり前だけど無理に行けと言っても、本人が行かないと思うなら行かないだろうし。
でも「高校は出たい。できれば大学も」と言います。
何かを得たいとは言いますが、そこに至るまでの努力というかアクションはやろうとしないんですよね。
全てにおいて。
でも、本人が「行きたい」と言っているのに「本当に行くかどうかわからないから行かせられない」とは言えるわけありません。
全く行かなくても卒業できる中学校と違って、出席日数やテストの点数が足りないと進級できない高校になると、しょうがなくでもいやいや行っているうちに不登校ではなくなるという子も沢山いるようです。
行かなくてもいいなら行かない。
行かなきゃいけないときは行く。
基準が親が思うそれとは違うのでしょうが、子どもたちにはそれぞれ思いがあるのでしょうね。本人は意識していないかもしれませんが。
もちろん起立性調節障害や、その他の心身の問題で行けない場合は違うと思います。
どんな高校なら行ける?
公立、私立の高校ではほんの一部を除いて行けるところはありません。いわゆる全日制の高校です。
昼間定時制高校
昼間定時制高校というのがあります。
この地域にある昼間定時制高校は、単位制です。
全日制よりも授業時間が短くて、4年で卒業するか、追加でもう少し多く授業を受ければ3年で卒業することができます。
3年で卒業を目指す場合、全日制と同じぐらいの時間毎日勉強することになります。
経験者に聞くと、元不登校やヤンチャな子が多くいるそうです。
単位制夜間定時制高校でも少し早くから授業を受けて3年卒業もできますが、昼間より社会人の人が多いようです。
通信制高校
オンラインや通学型などいろいろあります。
見学も何校か行きました。
- 日々の勉強の仕方(オンラインか対面か)
- レポートの提出の仕方(紙なのかネットで提出か)
- スマホやPCの使い方
それぞれ学校によって特徴があって、どれもよく見えます。
学校にほとんど行かなくて良いというメリットはあります。
しかし自分で「やろう」と思ってアクションを起こさないと、何もはじまりません。
娘は、そこが「やっていける自信がない」と言っています。
高等専修学校
高等専修学校は、簡単にいうと高校卒業の資格が取れる専門学校です。
3年間で卒業で、全日制の高校と同じ時間で学校に行きます。
高等専修学校とは
高等専修学校は、昭和51年に新しい学校制度としてつくられた専修学校のうち、中学卒業者を対象とした課程です。社会に出てすぐに役立つ実践的な職業教育を行い、いろいろな分野でスペシャリストを養成しています。高等学校と並ぶ正規の後期中等教育機関として、高等学校の枠に収まらない多様な教育を行っています。
出典:文部科学省
このエリアにもたくさんの高等専修学校があります。
高校に比べて小規模で、大きなところでも一学年は100人前後のようです。
特徴は、専門学校というだけあって何かを専門的に学びます。
高校の勉強は最低限です。
お勉強が得意でない、不登校で勉強をしていない子も多いので、中学校の学びなおしから授業を行うようです。
娘は絵を描くことが好きなので、美術系の専修学校に何度か見学に行きました。
不登校を経験者も多いようです。
学校に馴染めなかった子でも、同じ趣味を持った子たちばかりの環境で、話が合う人が比較的多く、友達ができやすいらしいです。
本人も「好きなことを毎日できるのなら通えるかもしれない」と言います。
専修高等学校を見学して思ったのは、専門学校というだけあって、カリキュラムが魅了的で、設備もしっかりしています。
志望校の決定
- 通わないで良い通信制高校も魅了的だけど、モチベーションが保てる自信がない。
- 漠然と楽しい学校生活に憧れもある。
- 友達と仲良く青春したい。
こういった理由で専修高等学校を第一志望にすることに決めました。
無理だと思って希望を出した推薦ももらえて、推薦入試を受けることになりました。
不登校でも推薦もらえたのは驚きでした。
しかしいくら推薦でも、受験をちゃんと受けて、合格するまで安心はできません。
そしてなにより通ってくれることを願っています。
頼む!ちゃんと通ってくれよ!