子どものこと・不登校 PR

【不登校でも高卒】通信制高校を探す

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

中学3の娘がいます。

 

普通であれば受験生で、今受験勉強で大変な頃でしょうね。

 

うちの場合、中1のころから不登校です。

 

不登校でも家や塾で勉強していれば、受験して高校に行く方法もあります。

 

 

うちの場合は家でも全く勉強していないので、高校受験は無理です。

 

 

もう行きたくなかったら無理に高校に行かなくとも、働いて、自分が必要だと思った時に自分で稼いだお金で高校に行くのでも良いと思っています。

 

 

しかし本人は「高校ぐらい、いや大学まではできれば出たい」と言っています。

 

思うところはありますが、本人が行きたいというので、行けるところを探してみました。すると、通信制高校という選択肢があることがわかりました。

 

通信制高校について調べていくと情報がたくさんあって、どこを気を付けて見ればよいかがわかるまで時間がかかりました。

 

詳細に説明しているサイトはいくつもあるので、ここでは保護者として学校を探すのに必要だと思われるポイントを簡単にまとめました。

 

高校の種類

 

高校には、全日制高校と定時制高校、通信制高校の3種類があります。

全日制高校

 

一般的に高校というとこのスタイルです。

 

小学校や中学校などと同じスタイルで、1日に56時間の授業を受けます。

 

ほとんどの学校が学年制で3年で卒業ですが、一部単位制の学校もあります。

定時制高校

 

全日制よりも1日の授業時間が少なく、昼間定時制高校と夜間定時制の二種類があります。

 

学年制もありますが、単位制が主流になってきているようです。

 

基本は4年で卒業ですが、単位制の場合は3年で卒業することも可能です。

 

通信制高校

 

単位制です。

 

卒業までに3年以上の在籍と、74単位の取得が必要です。

 

単位取得には、この3つが必要です。

  • スクーリング(通学して対面授業を受ける)
  • レポート提出
  • 試験

前期と後期の二期制で、4月と10月に入学ができます。

 

転入や編入は随時(毎月)可能です。

 

全国で257校(令和2年5月現在)の通信制高校があり、年々増加しています。

 

どんな通信制高校があるの?

 

広域と狭域

 

狭域の場合は、一般的にスクーリングや試験会場が本校のみで、近隣の地域の学生が通います。

 

広域の場合は、全国どこに住んでいても在籍することができ、スクリーングや試験もさまざまな都道府県の会場で受けることができます。

 

通学日数

 

通学は、年に5日程度通学のネットコースから週に15日の通学コースなどがあります。

 

一つの学校に、複数のコースがあることが多いです。

 

入学後は半期ごとにコースの変更が可能なところが一般的です。

 

 

学習のスタイル

 

日々の学習

 

  • スクーリングでの対面授業
  • オンライン授業の視聴
  • 参加型の双方向オンライン授業

または、複数を組み合わせたものがあります。

 

レポート提出

 

紙で提出

 

ドリルみたいに問題が書いてある用紙に答えを手書きで書き込み、郵送または手渡しで学校に提出します。

 

オンラインで提出

 

スマホ、タブレットやPCで回答を入力してレポートを提出します。

 

試験

 

前期と後期の最後に試験があります。

 

必要時間の授業数に出席し、レポートを提出していれば試験が受けられます。

 

合格点は30点前後で、再試験や再々試験があるところが多いです。

 

レポートからの出題だったり、1度目の試験で不合格の場合には答えがもらえてというように試験はよほどでないと最終的に不合格にはならないようです。

 

費用

 

学費

 

ネットコースの方が比較的学費が安く、通学の日数が多いと学費が高くなるのが一般的です。

 

学費はピンキリで、私立の場合年間およそ20万円〜120万円ぐらいです。

 

就学支援金

 

国の就学支援金が使えます。

 

通信制高校の場合は、以下の通りです。

  • 世帯年収約590万円未満の家庭1単位あたり12,030円(定額制:年額297,000円)
  • 世帯年収590万以上910万円未満の家庭には1単位4,812円(定額制:年額118,800円)

 

その他の費用

 

パソコンやタブレットなどを購入する必要がある学校があります。

 

推奨スペックを満たしていれば手持ちのものでもOKだったり、指定のものを購入する場合もあります。

 

スクーリングや試験会場が県外など遠い場合、交通費や宿泊費が必要になります。

 

保護者が同伴するようであれば、保護者分の交通費や宿泊費も必要になります。

ここが結構バカにならないので、学校を選ぶ際にしっかりと確認する必要があります。

 

通学の場合、交通費で学割が使えるコースと使えないコースがあります。

 

サポート校とは?

 

通信制高校を調べていて「サポート校」というものがありました。

 

サポート校は文字通り、通信制高校の活動をサポートしてくれるところです。

 

塾のように授業を行ったり、レポート作成の手伝いをしてくれたり、さまざまな支援で卒業までフォローしてくれます。

 

広域通信制高校のスクーリングや試験会場にもなる場合があります。

 

サポート校のみでは高校の単位は取得できないので、サポート校の学費+通信制高校の学費が必要です。

 

入学試験は難しい?

 

面接と作文のみのところが多く、全日制高校のような3教科、5教科の試験はほとんどありません。

 

面接では次のことを聞かれることが多いようです。

  • 将来の夢
  • この学校の志望動機
  • どのような高校生活を送りたいか

 

試験の結果で落ちることはほぼありませんが、人気の通信制高校の場合、早めに出願しないと定員に達して締め切ることがあるようです。

 

選ぶ時のポイント

 

学費などの費用

 

まずここで、払えない額のところは選択肢から外れます。

 

スクーリングや試験時などにかかる費用も含めて検討が必要です。

 

学習のスタイル

 

通学するのが嫌であれば、通学のみの学校は選択肢から外れます。

 

また、例えば週に5日行くつもりで入学したけど、やっぱり通学が無理だったとします。

 

ネットコースもある学校だと転校せずにコース変更で対応できるので、いろんなパターンに対応できる学校だと助かります。

 

学校との連絡

 

やりとりはほとんどメールや電話、専用アプリなどで行われるようです。

 

先生やカウンセラーとの面談までオンラインで対応してくれるところもありました。

 

レポートの提出期限や単位の取得状況などが、オンラインで随時本人や保護者と共有されるところ、半年に一度のレポートでお知らせのところ、「電話で聞けばお伝えします」というところとさまざまな対応でした。

 

学校の雰囲気

 

これが結構大事なようです。

 

条件にぴったりあった学校でも、見学すると「なんか校舎の雰囲気が嫌」「先生たちの感じが違う」「チャラい学生が多くて嫌」などと合わないと感じることもあるようです。

 

ある程度候補を絞ったら、必ず見学はした方が良いです。

 

合同説明会に参加する

 

複数の団体が、年に数回合同説明会を開催しています。

 

たくさんの学校の資料を一度にもらえ、学校のブースで説明を聞けるので参加するメリットは大です。

 

保護者のみで参加されている方も大勢いました。

 

コンシェルジュという専門相談員に、個別相談できる合同説明会もありました。

 

「費用が安く、スクーリングや試験も市内で、きめ細かい対応をしてくれるところ」のように希望を言うと、いくつか学校をピックアップしてくださいました。

 

 

これまで20校程度を調べて、資料を請求し、5校ほど見学に行って、現在3校に絞りました。

 

我が家は通信制高校以外に、もう一つの選択肢として高等専修学校(専門学校の高等課程のようなもの)も考えています。

 

来年に入ってギリギリにならないと決まらないように思いますので、引き続き情報収集を続けていきます。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です